研究テーマの選び方 ② – 個人的な例

◎ワタシの場合

学部 海外自転車+冬山+沢登り
修士 タンパク質を、計算機で解析
就職 東京エレクトロンで半導体製造装置

転職 UV Craftoryで深紫外線LED

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◯どこを掘るか、上手く掘れるか

応用物理の世界では、皆が、宝箱を掘っている。

ノーベル物理学賞については、
①どこを掘るか  京大 赤崎
②上手く掘れるか 天野、中村

ワタシのアシストも、深紫外線での②でした。
 
 
◯何回かの苦労

・修士
大学院では、タンパク質の立体構造を、計算機で解析しました。

このアプローチで上手くいくのだろうか、とモヤモヤとし、、実際にモノを作ってみたいと、メーカーに就職しました。

ただ、子供の頃にノーベル賞に憧れはあり、喪失感は強かったですね。
 
 
・1社目
「4年間で性能を2倍に」

業界全体でロードマップを共有し、寄ってたかって改善していく、半導体産業。

ロードマップの奴隷とも。
 
 
大まかな設計は出来ており、変えられるパラメータが少ない。

1日1回ほど実験できるが、両手両足を縛られたまま、海を泳げ、と言われているような。
 
 
出来るだけ合理化し、事業会社名にThermalと付くが、ヒーターを撤去するなど、断捨離。量子化学シミュレーションを、現業部門に教えるなども。

製造装置だけでなく、半導体開発の全体を捉えたいと、10年勤めて転職。
 
 
◯教訓

・思考の努力は、引き継がれる

両手両足縛られながらも考えたことは、血肉になった。10年は長いが、今は元を取れている気も。
 
 
・いつになっても、学び直しは出来る

35才を過ぎて、SiからGaN、装置から信頼性評価と、全く別の仕事へ。。。問題ないですね、どんどん出来ることが増えていきます。
 
 
・もう一度人生を歩むなら

保育園が、理想かも。
技術系なら、メーカーより研究者かな。

Have a good day !
 
 
◎研究アプローチの軸

方法論を、開発するか
方法論を、適用するか

1人でやるか
人と組むか

いずれにしろ、長めの時間軸を持つと、よさそうです。
 
 
応用物理の世界では、産業界からすると、使わないような研究に篭っている方も。

大きな目的意識を持つと、バランスが取れそうです/

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