トルコ・ギリシャ自転車ツーリング2500km
いにしえの歴史あるギリシャとトルコ。そこで出会ったのは、今を生きる温かい人たちだった。
イスタンブールからアテネへ向かった後、再びトルコに戻り、イランとの国境のアララト山まで走る。
イスタンブールからアテネへ
イスタンブールの街並み。
イスラムとヨーロッパの交わるところ。
3月、イスタンブールを発つ。
ここからアテネに向かう。
しかしこの後2日間、激しい下痢におそわれる。
日本からもってきた水筒の中の水が、古くなっていたようだ。
言葉も通じない中、身振り手振りで病院へ行き、抗生物質を処方してもらう。
なんとかなるものですね(^^;
歩くのも大変なほどだが、日程もある。
1日で治す、と念じながら獣のようにおとなしくしている。
後は走りながら治していった。
病は気からというが、本当です。
ギリシャに入る。
田舎町に、見事な水道橋がある。
夜は、ホテルがない地域は、テントを道陰に張って寝る。
野良犬もいて、犬がやたらと吠える。
それ以外は、穏やかに過ごせる。
岩山の上に修道院が建つメテオラへ。
ときおりフードトラックに出会う。
ちなみにギリシャの食堂は、タベルナ(taverna)。
アテネに到着。
街の丘の上に建つパルテノン神殿。
このような建造物が、弥生時代にできていたことが不思議。
再びトルコへ – カッパドキアからアララト山へ
アテネから、フェリーに乗り、再びトルコへ入る。
カフェで会った人たち。
ヒゲ面だが人懐こい。
自転車に乗っていると、子供が寄ってくる(^^
女性は寄ってこない、というよりもほとんど見かけない。
きっと家の仕事をしているのだろう。
カッパドキアに到着。
岩をくり抜いて住居にしている。
地球ではないような光景が広がる。
カッパドキアを発つ。
峠の湧き水がうまい。
再び子供たちに囲まれる。
幅広い年代の少年たちが遊んでいるようだ。
街で宿を探していると、「うちに泊まっていけ」という人が。
あぶない人だったらどうしようか、とちょっと思いながらついていくと、大家族の家。
良い人だった。
赤茶けた山の谷間に、瑞々しい緑。
川の水が生命をはぐくんでいることが分かる。
とても美しい村だった。
峠。標高2190m。
ゆるやかな登りで、走りやすい。
山間部で出会った、羊飼いの少年。
たたずまいが良い。
姉弟。
トルコでは女性はほとんど見かけなかった。
脇の木陰で休んでいる人たち。
スイカをふるまわれることもあった。
東部に来ると、戦車を見かけることがある。
クルド人地域に近く、対立があった模様。
どの街に行っても、「この街は大丈夫。ただ次の街はあぶないよ。」と答えが返ってきた。
どの街も大丈夫、ということかもしれない。
ただ、子供の心も荒れているのか、子供たちに石を投げつけられるこがとが一度あった(^^;
アンテナを張りながら進む。
おずおず、という形容がぴったりな女の子。
女性はシャイなようだ。
川で泳ぐ子供たち。
アララト山に着く。
ノアの箱舟が山頂に降り立ったそうだ。
ナウシカの風の谷のような光景が広がる。
トルコの人は、親切だった。
スイカをもらったり、民家に泊めてもらったり。
ロシアと戦った同じアジアの国として、親日的でもある。
テントは持っていったが、無くても大丈夫。
1か月の旅の間、キャンプ場で1回、野宿で1回使っただけ。
なにより食事がおいしい。
スパイスが効いて旨みのある、カレーのような煮込み料理。
世界3大料理、と呼ばれるのも納得の味。
温かい人とおいしい食事、おすすめです。
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