スピーカーの選び方⑥ – イヤホン

「良い製品を棚の1/3に & 仕入れをスタッフに」

秋葉原スピーカー巡り4日目。

今日はイヤホン沼に。
専門店eイヤホン。フロア中、イヤホンが埋め尽くしている。

4時間で25種。
その中の唯一聴けたのが、、、

ag TWS07R 6730円。

低音から高音まで、音が素直に切れる。
中低音のベースもしっかり跳ねる。

 

◯最近のスピーカー

重低音を演出するために、音が後を引くスピーカーが、本当に多い。

ドラムをドンッ、と叩いた時、ドシ〜ンと鳴ると、一見、身体に響きやすい。

でも、ドッドッドン、という軽妙なリズムまで、潰れてしまう(>_<)

ヒトの腕よりも遅いスピーカーなんて、論外では?

 

◯次点のイヤホン

HiBy WH2 DD 1.8万円
こちらも候補に残った。
agよりもキレは優り、ドラムは軽妙、ピアノも鈍らない。

しかし高音。ギターやボーカルまで、ソロが割れる。黒板をひっかくようなエフェクターをかけている。

 

◯スピーカーをどう選ぶか

音の大小は、ボリュームで調整可能。
音の高低がずれるのは、イコライザーで原理的にはカバー可能。

しかし、音が後を引くと、直しようがない。
ギターを1弦弾くと、たしかにビョ〜ンと心地好い。
しかし、ドラムやベースまで、鈍ってしまう。

また、音の周波数が上下にぼやけるイヤホンもある。ピアノの1音が、クッションを当てたようにくぐもる。

 

◯良いスピーカーに出会うと、好きな曲から発見がある

これらをどう見分けるか。

好きな曲から、ベクトルの異なる数曲をピックアップ。

音の切れをチェックするには、スタッカート感をどこかに含む曲もよい。

良いスピーカーに出会うと、好きな曲に隠れていた、軽妙なリズムに気付くとも。

 

◯最近のイヤホンの特徴

昔の歌謡曲に比べると、最近のJ-Popは、ヴォーカルにスタッカート感が増えた気が。

髭Danやcreepy nutsなどなども。

それだけ、スタッカート感が重要ということ。(スタッカート感がどこから来るのかというと、カール・ルイスの踏み切りジャンプかと)

声はもともと、アイウエオやアカサタナの音に違いがあり、早口でも聴き分けられる。

スピーカーも、高音側は、重低音に比べると、後を引く作りにはしていないよう。

しかし、コーラス効果やニャニャニャ声効果を出す狙いで、時間軸ではなく、周波数を上下にブレさせているもよう。

これが、ピアノや1本ギターで悪影響を及ぼすことに。

 

◯今の店づくりの問題点

25種類の中で、聴けるのは1つだけ。

これ、若い人が、忙しい時間を縫って買いに来ても、見つけられないのでは?

アルバイトのお金で、数千円のイヤホンを買う。外れに落ちてしまったら、ずっとその音楽体験を続けることに(>_<)

 

◯店づくりへの提案

そこで、、、

①agの7千円を、棚の1/3にディスプレイ

②仕入れを、スタッフが選定

③◯X表をディスプレイ

 

◯表の作り方

①音の要素で表を作る
・時間軸 なまらないこと。キレとも。
・周波数軸 上下に分身しないこと。クリアとも。
・高低 (イコライザーで原理的には調整可能)

②代表的な名曲で採点

ロック・ポップ・ラップ・クラシック・ジャズなどなど。

スタッフも初めは、②から入り、①の要素を理解する。

あらためて②を行い、まとめる。

音楽ジャンル毎に3つの採点要素が並ぶのが、多過ぎるようならば、、、

高音・中音・低音の3音域に対し、採点をまとめるなど。

 

◯あらためて

・良い製品を、棚の1/3にディスプレイ
・仕入れを、スタッフが選定

どうでしょう/

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