ヒトはラクダを枕に寝ていたか?
「モーフィアスのベイビーボイスはラクダ」
南仏リヨンの宿。
眠れず廊下を歩くと、巨大なビーズグッションを発見。もしかしたら、これで寝付けるかと、持ち帰る。冬眠中のクマを獲った気分。
これが、意外と良い。
上半身をクッションに預け、かたいシーツ布団にくるまると、やがて眠りに。
床はカタイのだが、気にならない。
もしかしてワレワレは、動物に上半身を預けて、寝ていたのでは?
イヌ、羊、そして、ラクダ。
遊牧のテント。
冬は寒い。
羊を中に入れ、暖をとる。
モロッコのアトラス山脈を、自転車で縦断した際。
赤土の斜面の底の、瑞々しい緑の集落に、泊めてもらう。
中庭に、羊の群れを入れていた。
かたいシーツも、特に問題にならない。
石器時代は、毛皮にくるまって寝ていたのかも。
伸縮性は、もともと無い。
パジャマも、伸縮性が無い方が、寝やすいかも?
◯出アフリカで起きたこと
サハラ砂漠を横断した、
というイメージがありますが、、、
紅海を渡った可能性も。
緑のあるエチオピアから、マンデブ海峡を渡るには、30km足らず。
1.5mの視点から、4km見渡せる。
10mの木に登れば、対岸のアラビア半島まで見える。
ホモ・サピエンスは、渡るでしょう(^_^)
倒木に掴まってか、泳いででも。
◯砂漠は、海岸沿いにも移動できる
対岸イエメンには、河が流れている。
Am Nabia。
東の河まで、300km。
ジンジュバールのAn Nashsh。
1日40km歩くとして、8日間。
自分が、オーストラリア大陸を自転車で縦断した際。
1日4Lの水を運んだ。
砂漠といえど、日没から夜明けの間に歩けば、1日4L程度で済みそうだ。
32kgの水と、食料を持って、歩く。
重量的には、タイヘンだが、不可能ではないかもしれない。
◯真水を作りながら、移動することも
海水から真水を蒸留できれば、自由に移動できる。
例えば、、皮袋に海水を入れ、熱い岩の板に置く。
揮発する水蒸気を、皮の筒を通し、もう1つの皮袋に導く。
その皮袋を、日陰に置くか、海水の池に漬け込み、真水へ結露させる。
◯イカダでもラクだ
あるいは、筏を組んで、移動することも。
木の幹を、獣の皮で束ねれば、筏になる。
荷物だけ乗せて、ゆっくり海岸沿いを引いて歩くだけでも、ラクになる。
◯ラクダの家畜化で起きたこと
弓矢がまだ無かった場合。
どうやって、赤ちゃんラクダを懐かせたか。
(A) オアシスの樹上から落下
じっと待ち、真下に来たところで、飛び降りる。
ベッドで寝るとき、横向きになり、足を前後に開くと、寝つきやすいんですよね。ミレーの、「種を撒く人」のよう。
樹上で、ずっと待ち構えていた時代の、名残りかも?
(B) オアシスの水中に潜む
飲みにきたところを、アリゲーターのように捕らえる。
竹の筒に穴を開けて。
◯ラクダもカワイイ
羊のモフモフ。
コロコロした犬。
どちらも親しみを感じさせますが、実は、ラクダもカワイイところがあります。
ラクダの声
https://m.youtube.com/watch?v=8Ybs6KXhszI
映画MATRIXの、モーフィアスのような声。
https://m.youtube.com/watch?v=zE7PKRjrid4
あるいは、準日本代表の陸上選手が、マスクをかぶって生徒と競う、マスクマンの声。
私は個人的に、
「ベイビーボイス」
と名付けています。
胎児が、母親のお腹越しに聞く、外界の声なんですね/
ホモ・サピエンスのDNAに、親しみを持たせるよう、組み込まれている。
ラクダの声も、この「ベイビーボイス」に似ています。
ヒトは、ラクダを枕にして寝ていたかも?(^_^)
今度、モーフィアスのような声の人がいたら、ラクダと思っても良いかも/
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