未完成のものに、異分子が加わると、進化する?

世界で一番旨い料理に出会ってしまった。

南仏のリヨンの移民街。

土曜の晩、マクドナルドの前で、黒人達がたむろしている。

酒代を使わずに楽しんでいるとも。

しばらく歩くと、明るい店づくりながら、繁盛している店があり、入ってみる。TANIT。

メニューが読めないので、周りの人を見て、旨そうなものを注文する。

これが、、、メチャクチャ美味しい。

去年、半年間スパイスカレーを作り続けた。
晩朝毎日180日間。
出来上がったレシピは、いつの間にか、どのインドカレー屋よりも美味しいものになってしまっていた。

そのスパイスカレーよりも、美味しい気がする。

 

◯茄子の秘密

トマトベースに、スパイス。
濃い旨味は、たっぷりめのオイルに浸かった茄子の甘みか?

・麻婆茄子
・トマトの卵炒め
・茄子の揚げ浸し

これをミックスしたら、たしかに旨くなりそうだ。

そこから、完成度を2段ほど上げたというか。

 

◯北アフリカ料理が美味しくなる理由

トマトはアメリカ大陸原産。
さらに品種改良して広まったのは、19世紀と。

Tomato meets Spice

そこで何が起こったか?

インドは、ベジタリアン。
トマトが入ってきても、探索する手立てが限られたか。酸味とバランスする旨味を出しにくい。

中華料理も、宮廷料理が完成している。
簡単な、トマトと卵の炒め物くらい。

北アフリカは、肉を使え、宮廷料理も無く、自由に探索できたのでは?

 

◯未完成なものに、異分子が加わると、進化する

中華料理は、4千年の宮廷の歴史が、ジャマをした。

インドは、ベジタリアンの縛りが、クリームと砂糖にとどまらせた。

 

冷やし中華って、そんなにおいしくないですよね。

蕎麦も、美味しいと思います?
江戸の大名が、故郷を懐かしんで食べた。
それを見た武士から庶民が、有り難がるように。

鰻も、肝焼きの方が美味しいですよね。
大名が肝焼きを食べ、残りが武士に?
そして庶民へと。

 

日本料理も、未完成。

反対に言えば、新たな組み合わせを発見できれば、進化する可能性がある。

 

◯日本発の飲食の進化の可能性

・スパイス
 コカコーラは、スパイスチャイをコーヒーに変えて、世界制覇

・トマト
 串揚げは、ミニトマトで表面積比を活かした

・チーズ、生ハム、ドライフルーツ
味覚の進化の石碑

 

新大陸やアフリカの食材は、まだまだあるはずです。

新たな組み合わせが発見できれば、中国大陸や、インド大陸、アフリカ大陸にも売れるでしょう/

 

世界の人たちが探索中なので、日本の食材と組み合わせるのも、1つの戦略ですが、、、

こだわらずに探索して、試作中のものに、ワサビ・醤油・味噌・出汁・山菜・イカワタ・納豆などを足してみる。

空手家が総合格闘技に参戦するというよりも、
最初から総合に取り組んで、骨法を採り入れてみるような(^_^)

 

(五香粉も、控えめでバランスが良いんですけどね。日本食には、カレー粉よりも合いやすい。刺身に、塩・油・五香粉でもイケるかも?)

 

また現代は、冷蔵庫が発明されている。
保存のための塩は抜いて、旨味成分だけ足せると、調整しやすい。

 

若い人は、海外に出ると、面白い発見があると思いますよ〜

麻婆茄子とトマト卵炒めのミックス。
帰国したら試すつもり。
おいしくなる予感大。

中華料理屋に入ることがあったら、ぜひ試してみてください/

 251 total views

コメントを残す