ツールドモンブランの適期

「山を舐めちゃダメだよ」

ツールドモンブラン4日目。ボンノム小屋。

峠の小屋から見える、サブピークをピストン。

 

往復1時間と見込むが、登り途中から一気にガスが登る。

北アルプスの稜線のような緊張感。
ヨーロッパは、天気予報以上に晴れが多めですが、日本の山のような様相も見せます。

 

森林限界の上の、スケールの大きい平坦な斜面。
ガスで視界が数mになると、隣の谷に降りるリスクも。

地元なら落ち着いて登れそうですが、予想以上に神経を使うことも。地図を読みながらの縦走経験があれば、歩けるでしょう/ 人に聞くのも大事です。

 

◯秋もオススメ

 
9月30日で、たいていのキャンプ場と山小屋はクローズ。

とはいえ、冬部屋は、開いていることが多い。
閉まっている場合も、ガラス戸を壊せばだが、避難は可能な仕組み。

キャンプも、フランスは比較的自由。
イタリアは、標高2500m以上なら、と言われるが、閉鎖したキャンプ場などでテントを張っても、大丈夫そうな雰囲気も。
これから進むスイスは、厳しめと言われるが、人家に迷惑をかけなければ、大丈夫かも。

 

むしろ、すれ違うハイカー同士で、ボンジュールと言い合い続けると、遊牧民の世界を断ち切られる感じもある。

フランスの学校休みは、8月31日までのよう。
ハイシーズンの安心感もありますが、9月以降もおすすめです。

 

◯テントを持っていくか

 
だいたい1日に、山小屋2つ分くらい歩きます。

よく、シュラフ必須と書かれていますが、シュラフも無しの軽装で、毛布を使うクライマーも居ますね。

シーズン中は小屋は予約要、と書かれています。

(A) 行程を決め、軽装で小屋を繋ぐ
(B) テントを運び、止まりたいところで寝る
(C) 予約無しで、小屋を繋ぐ

時間に融通の効く自分は、Bを選びました。
雨なら停滞し、夕方に泊まる自由。

ただし、コースタイムの2割増しになりますね。
北ア縦走時はタイム通りでしたが、ヨーロッパのタイムは小屋泊まりのよう。(普段は上半身のトレーニングのみ)

Cは、シーズンオフ限定か?
慣れたらできるかもしれません。
シーズン中も、床に寝る覚悟なら行けるかもしれませんが、皆がやったら毛布が無くなっていますね^_^

 

忙しい人は、ヴァカンスが終わり、クローズする前の9月内に、コースタイムで小屋を繋ぐのがよいかもしれません/

人生で一度は歩く価値のあるところです。
一周せずとも、3分の1区間でも発見があります/

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