アルプスのトイレに見る、ヨーロッパのセンスと生産性

ツールドモンブラン5泊目、シャピュー。
宿でトイレを借りる。
人生で1番美しいトイレだった!

 

ストーン地がシック。
石器時代と、遊牧の岩山のDNAの記憶か。

明るいグレーは、岩場に閉じ込められている状態ではなく、見晴らしの良い丘から、対岸の岩山を見渡している開放感か。

横線の間隔が狭くなるのは、ポリゴンの等高線。上下の岸壁の間の、トラバース可能な台地。

 

日本は、美容室でも、ストーンとステンレスを使うだけにとどまりそう。フランスは、ただ色と形を変えているのではなく、ヒトの感性に届く根拠を持って、変えている。

ここが、2000年代以降、インターネットが普及してから、GDPが伸びていない理由では?

新興国が製造を請け負う中、欧米のような高い付加価値のサービスを生み出せるか。

 

◯人件費カットの前に、仕組みで低コスト運用

上の写真は、キャンプ場のトイレ。
ホースとブラシだけで、掃除できるようになっている。

ゴミ入れと小ブラシと、便器も高い位置に固定。

奥の排水溝に、ブラシを押し込めばよいだけ。

便の付く小ブラシ入れは、手を使わずにホースで流し、漂白剤を入れておくだけのよう。

 

壁は、安い合板をグレーに仕上げ。

蝶番や足は、丸みのあるカバーを取り付けるだけで、カワイらしく。(この辺りは、右下のようにネジ剥き出しでも可だが)

 

ストップウォッチで急がせたり、時給を下げるのではなく、人手を掛けずに済むように、考える。

居酒屋に赤ワインを置けば、生産性が上がるわけではない。

生産の海外移転・非正規化・卸の直販だけでなく、そもそも人手を掛けずに済むように考える、見極める。

従業員だけが働く社内ではなく、顧客と相対するところでその見極めができるか。

フランスのセンスと合理性。
ライトハイキングの中でこそ、見えやすいかもしれません/

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