イギリス人がぬるいビールを飲むのは、理由があった

黒ビールのギネスオリジナル。
世界一まずいと言われている、フィッシュアンドチップス系と合わせてみると、、、

フィッシュフライ – ししゃものフライ
炭酸が油を洗い、黒ビールのロースト感が、フライに香ばしさを加える。
ぬるくなるにつれて濃くなる旨みが、シシャモの柔らかな肉に加わる。

チップス – ポテトコロッケ ○
焼いた肉の皮のようにサクサクした衣に、ギネスのロースト感がマッチ。
エールビールのような甘みが、ジャガイモに旨みを加え、よく合う。

フィッシュアンドチップスには、見事なまでに、ギネスのオリジナルが合う。
ドラウトよりもオリジナル。

フライは油が多く、炭酸が合う。料理を食べ終えた後、ビール単独になると、ぬるくなった方が旨みが出てきて美味しくなる。最初にギネスを2~3本注文しておいて、食べ終わる頃にぬるくなり、旨みが濃くなったところを飲むのが、通かもしれない。

次に、和食と合わせてみた。昔ながらの焼き魚と、現代の唐揚げと。

– アジの開き
ギネスは冷えている間は旨みが控えめになり、アジの淡泊な旨みとケンカしない。ただ、焼き魚は焦げの香ばしさがもともとあるため、ギネスのロースト感との相乗効果はない。

フライ – 唐揚げ
ぬるくなると、肉の旨みにエールの甘味がかぶさり、少々うるさい。肉には、キンキンに冷やした状態の方が合うかもしれない。


黒ビールとチップスは、狩猟時代の味覚を再現していた

イギリス人が、フィッシュアンドチップスにぬるいギネスを合わせる理由が良く分かった。サクサクした衣と、黒ビールのロースト感が、焚き火で焼き上げた肉の皮を彷彿させる。ぬるくなると旨味が増し、ポテトのフライでも、肉のような旨みが表現される。狩猟時代に生まれた味覚。

各国のお酒は、料理が決めていることが分かる一杯。今度は、黒ホッピーにトライしてみるか。