アルプスの果物から知る、保存のインセンティブと味覚の進化

今日の朝食。

小さいブドウと、グミのような果物。
酸味が強いのだが、パンとバターやチーズの後だと、とても合う。

でも、単独だと酸味がキツい。
これは何なのか?

◯酸味種族の滅亡
果物には、酸味がある。
酸味だけを好むと、狩りをしなくなる。

例えば、河口の定住漁労民は、マングローブの樹上から、魚を静かに射る。

酸味種族は、弓矢を発明することなく、弓矢を使う種族に攻め込まれることになる。

数万年後。地球のスナップショットを撮ると、酸味だけでは満足しない種族が、地球を覆っていることになる。

◯保存のインセンティブ
酸味も、バターやチーズと合わせると美味しい。

酸、油、塩、発酵。
これ全部、保存のためなんですね。

倒した獲物を、その場で食べない。
住居に持ち帰り、保存しておく。

空腹でも持ち帰るインセンティブとして、味覚が進化した。

傷みやすい肝臓や魚だけ、生食でも美味と残して。

◯インセンティブと現代病
冷蔵庫は発明されたが、味覚は石器時代のまま。油と塩は好む。現代病に。

Appleのイヤポッドは発明されたが、大音量でラップを流し続けているのも似ているか。難聴に。

塩と油は、保存のためのインセンティブだったもの。
冷蔵庫の発明された後は、必要性が無くなっているんですよね〜

それに対して、肉の発酵の旨味と、果物の酸味は、摂りすぎということはない。

日本人は、副作用の無いインセンティブ、旨味と酸味を活用してはどうでしょう?

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