キャンペーンの副作用 – 車中の暴行を止められるか?
幹事長が、政調会長を批判。(8/24 読売新聞)
自民党に、都知事・府知事感を導入する演出も感じられます。
言挙げするのは大切として、それならば、選挙演出チーム自体を変革するのが、最優先ですね。
3ない運動 – 「非国民!」からネガティブキャンペーンへと
75年前の大政翼賛会。
集落をあげて、「非国民!」と罵り、非協力的な年少者を戦場に向かわせた。
そして、一千万人単位の死に。
1980年、3ない運動。
2輪へのネガティブキャンペーンを張り、4輪へ誘導。
150万台は移動したが、実際はGDP増による購買力向上が原因。
キャンペーンの効果ではなかった。
「非国民!」と罵ることは忌避し、ネガティブキャンペーンへと。
言葉を黙殺する文化を再生産
そして、1986年、原付二段階右折の道交法。
実態と乖離し、副作用として、言葉を黙殺する文化を再生産してしまった。
その20年後。
2007年、サンダーバードの車内で若い女性が声をあげる。
自分はヤクザだ、と言う男がトイレで乱暴。
30分間声が聞こえるのに、乗客は誰一人助けようとしない。
キャンペーンの副作用
iPhoneやSNSが発達し、社会の影響半径が大きくなった。
何かを操作しようとする行為が、広い範囲、長い時間で副作用を及ぼすようになっている。
選挙演出チームは、下から言挙げする自民党、をアピールしたいのかもしれない。
その演出が効く層もあるだろう。
しかし、その演出自体が透けて見える、リテラシーの高い層もあるだろう。
そういった人たちには、全てが白々しく感じられるようになる。
演出を弄することから卒業しよう – 論理的なディスカッションが、外貨を稼ぐ
原付二段階右折と同じ副作用。
言葉を黙殺する文化を再生産。
論理的なディスカッション力を殺し、外貨を稼ぐことも出来なくなる。
選挙演出チームは、多数派メディアを使って演出を弄するのではなく、自分たち自身を変革することが、最優先ですね。
(参考) https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210824-OYT1T50131/
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