京都より住みやすい街
札幌は、歩いて楽しい。
1階に、店が出ている。
東京や、普通の県庁所在地は、百貨店と雑居ビルに、なってしまう。
高層ビルと住宅街が、原因。
京都は、観光人口で2倍となり、店が出る。
札幌は、4〜5階建てが多く、住居エリアの人口密度を支える。
札幌市街の人口密度は、4800人/km2ほど。
暮らしやすいヨーロッパのベルリン、ウィーン、ブダペストも4000人/km2。
数字と、数字には現れない高さのデザインが、効いている。
コンパクトシティの真実は、4階建て。
ローマの石造りのアパートメント。
街を、葉脈の根元に広げるため、高さ規制と補助金は、打てる策。
バウハウス2.0をサポートしながら。
ウェルビーイングという言葉が流行っているが、これが本当のWe’ll Bee ing。自分たちで、街の巣、を作る。
言葉に頼らず、行動を誘発する。アフォーダンスという概念がある。アホダンスとならぬよう。自分たちで、作ろう/
◯歩いて楽しい街
札幌の街は、歩いて楽しい。
角砂糖のような、角張ったコンクリートが、千歳から降り立つと、最初は目立つ。
開拓地に、国土成長中に、見栄を張らずに建てた街。
慣れてくると、角砂糖にも、親しみを感じられてくる。
◯街の楽しさ
京都も、札幌も、店が路面の1階に出ている。
東京では、百貨店と雑居ビルになってしまう。
建物の中に吸い込まれ、森の中の果物狩りから、洞窟の中の食糧ピックアップになってしまう。
県庁所在地で、森の谷の果物狩りを残しているのは、イオンモールだけ。
◯東京のすれ違いのストレス
東京は、人口密度が札幌の4倍。
さらに歩道は狭く、1日歩くと、すれ違いのストレスが溜まる。
また、街でステキな異性を見かけても、1000万人の中に薄まり、また会う機会は巡ってこない。
京都や札幌の方が、楽しい。
◯数字に現れない違い
千葉市の人口密度は、札幌とほぼ同じ。
しかし、生活感覚は、東京に近い駅前と、住宅街とに、2極化している。
◯札幌は、住宅街が4階建て
戸建てだと、15m角に、3人。
集合住宅だと、10m角に、3 × 4 = 12人。
局所的な人口密度は、8倍になる。
ラーメン屋の商圏が、大きくなる。
昼食に出る時、徒歩10分が許容範囲。
半径500m。
戸建てだと、1000世帯3千人が、潜在顧客。
4階建てになると、2万4千人になる。
新しい、おしゃれな店が、出やすくなる。
マニアックな店も、許容される。
あるいは単純にお店の数が、8倍になる。
3ブロックに1軒しか店が無かったところ、1ブロックに1軒出るようになる。
また、大通り沿いにしか無かったところ、脇道に向かっても楽しめるように。
◯京都は、実は4階建て
京都の観光客は、1日24万人。
1人1日1.5万円使う。
京都市の住民は、1日4千円使う。
観光客は4倍使い、実質100万人相当。
京都市の人口は100万人だが、影の人口で2倍に。
京都の住宅街は2階建てだが、実は4階建てだった(^_^)
札幌 リアル4階建て
京都 バーチャル4階建て
◯真のコンパクトシティ
・葉脈の根元に広げる。
住宅街だけでなく、商店も、街の路面に出す。
・高さ規制: 百貨店と雑居ビルを抑制
京都には、高さ規制もある。
住宅街は、20mまで。
大正時代に制定された。
4階建てに、相当する。
調べると、札幌にも。
・バウハウス2.0: 自然なテクスチャ
京都の焼き板など、自然で目に優しい。
アラブの赤土なども、アフリカのイブが通ったか、意外と目に懐かしい。
壁となっても、違和感を感じにくい。
バウハウス2.0については、以下のリンクを参考。9番 Design Principle にあります。
https://sakura15.com/archives/1792
こういった内容は、シンポジウムなどで、業界のコンセンサスとガイドラインが出来ると、嬉しいですね。
建築学科の方、ゼネコン・建築家・自治体の方々、よろしくお願いします/
◯風の吹く街へ
ウェルビーイングなる言葉が、少し流行っているよう。
We’ll Bee ing.
自分たちで、街の巣を作る。
これが本当の、ウェルビーイング。
アフォーダンスという概念がある。
言葉に頼らず、行動を誘導する。
「黄色い線の内側にお下がりください」
は、無くても大丈夫。
アホダンスを超えて。
黄色い線「自体」も、無くてよい。
グレーの点線のところもある。
点線無しでも、白杖にGPSを付ければ、来た時にサポート可能/
電動キックボードの登場で、足が伸びるようになった。
低層に規制し、街が水平に広がっても、風を感じながら巡れる。
高さは許可しつつ、飲食とショップを1階限定とする方法も。
これから食っていける分野かも/
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