これからの映画への期待

話題になっていた、竜とそばかすの姫を観る。

感情移入させてから描く
主人公をもっと魅力的に描く方が良いですね~

感情移入してから、期待を込めたアクションを描く。
アバターを着て歌う姿を批評するとしても、まずはしっかり描くこと。そのあと、別のシーンで客体化すれば大丈夫。

竜も吠えるが、大変さが迫ってこない。恐竜は滅ぶ運命で、母なる海のクジラに戻るとして、そのクジラも大画面を埋める偉大さで描いては?2Dのオープニングは大きく登場させ、CGで妖精に散るなど。

主人公をしなやかに
また、高校生活の絵に強さがほしい。

線が細く、涙の記号だけになってしまう。女子高生の本心を描いたのか、脚本問題かは分からないが。

カラオケシーンのようなアクションや、セリフに頼るがPC室のようなウィットなど、面白い表現はある。

やはりSFシーンの方が魅力的。あくまで実生活の話だとしても、オープニングとラストでつながれば大丈夫。

とはいえ、肝心のSFシーンも、予告編以上の力はない。アナ雪キム・ジンがデザインした、ディズニー的な3D感は良いが、髪の毛が動くのみ。

宮崎駿から、しなやかな強さを引いた絵。
エヴァンゲリオン時代からの。
日本のアニメも、そろそろ強い画に戻っては?

力強くエンターテイメントを作る
監督は、もっと観客の本能に訴える、キャッチーなエンターテイメントを作りにいった方がよい。それでも、エッセンスは伝わる。

ネガティブな問題を、力強く描くことを、ボイコットしてしまったのでは?しっかり描いて、別のところで客体化すれば大丈夫。

反権力。権威者への反撃も、違和感が残る。
戦争を重大に描いても、戦争を賛美したことにはならない。反戦映画として成り立つ。

参考になる映画
言葉による反撃の例としては、トレインスポッティングのダニー・ボイル監督の「トランス」の方が2倍面白い。

エンターテイメントとしては、「ターミネーター」、「マトリックス」の方が3倍面白い。

反戦としては、スター・ウォーズのジョージ・ルーカス監督の伝説のデビュー作、「THX-1138」の方が、5倍重要。

https://filmarks.com/users/take8091

今後の日本映画に期待。

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