フランスは、”お客様は神様”、から卒業していた/

「ネガを0にするか、ポジティブな工夫をするか」

シャモニーモンブランの朝。

食堂に降りると、前の人達の片付けがまだ(^_^)

でも、こうすることで、点検の頻度を減らせるんですよね/

 

◯「お客様は神様」、から卒業することのメリット

ゲストが、ゴミを見る確率は、ゼロでは無くなる。

でも、それを許容すると、社会的な手間を減らせるんですよね/

・同じ人件費の場合、従業員数を増やさなくて良く、時給を高く維持できる。

・従業員にとっては、労働負荷が減り、余暇の時間を楽しんだり、付加価値の高いデザインを考えることが出来る。

・新しいサービスをデザインすると、新たな雇用も産み出せる。

 

◯社会として、エネルギーを、どこに振り向けるか

(A) 顧客がゴミを見る可能性を0に近付ける
(B) 時給を維持 →余暇を楽しむ → 新しいデザインで雇用を創出

言い換えると、

(A) ネガを0にすべく、エネルギーを費やす
(B) ポジティブなものを生み出すために、工夫する

どちらが、健全でしょうかね?

 

◯日本はどうして、お客様は神様になったか

モノで差別化できないときに、サービスで売ろうとした。

・百貨店
・車のディーラー
・ホテル、飲食店

水田百姓だった国民も、商人・貴族の気分を味わえる(^_^)

机のゴミの例では、ヨーロッパは小麦文化。
水田の泥がなく、家の中も土足ベース。
ゴミは机の下に落ちても構わない、という面はありますが。

 

◯新聞・テレビという、モンスターカスタマーへの恐れ

「黄色い線の内側にお下がりください」
より、

黄色い点字ブロック
で充分ですよね。

本来、人身事故も、自己責任。

鉄道会社は、事故が起きた際の、モンスターカスタマーを避けているだけ、の気がします。

モンスターカスタマーには、新聞やテレビ、Twitterも含まれます。

つまりオーナーが、クレーマーを恐れて、従業員にお客様は神様、とお題目を唱えていた。

従業員も、上司に怒られることを怖れて、チョコマカと動く。

 

◯トイレを掃除する社長には、要注意

おそらくその社長は、暮らしのセンスはあるのでしょう。

それが、ビジネスを成功させた。

トイレの掃除は、そのセンスの発露の結果。

でも、トイレを掃除すること自体は、ビジネスの成功の原因ではない。

なんでも手間をかければ、免罪符が貰えるわけではないですよね。

雑種犬でも一匹置いておけば、お客は微笑みますよ〜

王将・吉牛やコメダに犬を置けば、マクドやスタバから奪回/

GNH向上にも(^_^)

 

◯日本における、「脱」お客様は神様、の変な形態

・おかしな小物が多い
センスを理解した上で、手を抜くことと、
DNAに沿わないモノを置いておくことは、違うんですよね。

・カスタマーセンターの電話が有料に
クレーマーに電話代を意識させる効果はあるでしょうが、そもそもクレーマーを恐れないことの方が、大切。

・対クレーマーの演技指導
以前スポーツジムで、レイアウトの変更をアドバイスした際に、対クレーマー的な対応をしてもらったことがあります。

会社のマニュアルにある感じ(^_^;

でも、こんな演技指導で、真に、モンスターカスタマーを畏れない実力は、身につくんでしょうか??

 

◯p.s.

鉄道会社が、新聞・テレビを怖れずに、
「黄色い線の内側にお下がりください」
のアナウンスを止めること。

あるいは、47都道府県の国立大学附属小で、次のジョブスやユヌスを生むトライアルをすること。

その方が、重要では? (^_^)

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