日経新聞アート欄 2
日経新聞のアート欄が、今週も面白い。
無人の部屋だが、人の気配が感じられる。
ドア枠やドアの上辺が、弦のように歪み、不穏な気配を漂わせる。
欧米では、象徴主義で不気味と評されているそう。
左のドアは、美しい取っ手に、フラットな扉。
右のドアは、シンプルな取っ手に、多段の扉。
きれいな人は平明で、そうでもない人は多層的、とでもいうような。
外に通じる奥のドアは、また変わっている。
なんと、取っ手がついていない。
外側からは開けられず、こちら側からしか開かないようになっている。
扉はまた、線の形ではなく、色で装飾されている。
開け放たれた扉からさす明るい光に、外からの風が感じられる。
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