日本に、手で食べる悦びを取り戻せるか?

「インドは、採集のDNAの愉しみを保存した」

シャモニーの宿。
食堂のフランスパンがおいしい。

手でちぎって食べるのが、また良いんですよね/

トマトも、鈴なりで売られている。

枝から果実をもぎ取る悦びを、食卓で感じることが出来る。

これだけで、一段おいしく感じられる。

ファンタ効果のような。
紫色だと、グレープ味に。
オレンジ色だと、オレンジ味に、錯覚しますよね。

フランスでは必ず売られているブドウ。
これも、野生のベリーを一粒ずつもぎ取る楽しさが、何回も経験できる。

手食は、アフリカ西端のモロッコから、インドネシアまで?

手で食べるのは、貧しいからではなくて、ホモ・サピエンスのDNAに則っていたんですね/

◯東アジアやヨーロッパが、手を使わない理由

麺を、食べるんですね/

ヌードルスープ。

手では、熱くて食べられない(^_^)

◯ユーラシアが、麺を食べる理由

麺をチュルリンコと啜る楽しさって、、、

「獲物の生き血を啜る悦び」

だと思います/

◯インドやモロッコが、麺を食べない理由

ヒンドゥやムスリム。
牛や豚を、食べないようにした。

牛は、森を草地に変えてしまう。
モンスーン変動時に、木の実に頼ることができず、富者のみが生き残ることに。
集落として、それを回避した。
当時の、アンチピケティ。

水田耕作の労働力としてのみ活用。
古代は、病死した際のみ、しっかり焼いて茹でて食べたのでは。

いずれにしろ、レバ刺しを啜る感覚を、求めなかった。

豚はさらに、穀物を消費する。
旱魃の年、蓄えのある富者のみ生き残る。
やはり、それを回避するように。

ポリネシアは、イモ食だからかな。

◯ヨーロッパの対応の仕方

・インドやモロッコ 手
・東アジア     箸
・ヨーロッパ    ナイフ

だんだんと、採集のよろこびから遠ざかります。

でも、フランスの庶民の食事は、意外と手を使っています/

チーズや生ハムをちぎり、フランスパンをちぎって合わせる。

口をサッパリさせたくなったら、ブドウやトマトをもぎ取る。

ワインボトルがいまだにコルクのままなのも、夫がポンっと開ける楽しさを残している。

◯日本にも、手で食べる悦びを取り戻せるか?

家庭で作る、タコ焼きやお好み焼き。
結構楽しいですよね。
一口ずつ体験できると、なお良さそう。

鍋は、一口ずつ取り分ける楽しさはあります。
中華の満漢全席も、近い。
こちらは、もぎ取る感覚があると、良さそう。

例えば、、、

「うどん粉しゃぶしゃぶ」

どうでしょう?

◯追記

手巻き寿司も、集める感じはありますね/

海苔を、もぎ取るようにしては?

ミシン目だけ入れておくと、売れるかも/

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