スギの葉っぱは、ハーブティーの味だった
ツールドモンブラン7日目。
峠を越えたイタリア側。広大な氷河谷の樹林帯に降りると、針葉樹の森が続く。
太い主幹から、直接葉が生えているのが、珍しい。Larchと呼ぶ、ヨーロッパカラマツと。
試しに葉を食べてみると、なんと、ハーブティーの味がする。
街のスギの葉よりも、爽やかな味。
ほのかに甘いとも言える。
果物に通じるような。
紅茶に入れてみたが、味は出てこない。
つぶしてみても。
スギの葉を、ハーブティーにしていたわけではなさそうだ。
なぜ針葉樹の葉を、美味しいと感じるのか?
◯ビタミン源としての針葉樹の葉
もしかしたら、石器時代、遊牧を始めた頃、針葉樹の葉を栄養源として食べていたのでは?
ビタミン源か、カロリー源として。
厳しい冬の、飢えをしのぐため。
誰か、スギの葉のカロリー、ご存知ですか?
◯間氷期の終わり
1万年前、農耕が始まってからは、野菜を摂取できるようになる。
間氷期が終わり、ヒマラヤ・アナトリア・アルプスを、遊牧民が越えられるようになる。
遊牧民の力が強くなり、冬場は低地を陣取ったり、野生種の種を捨てるようになったか。あるいは、河口の定住漁労民と物々交換を。
TMBのトレッキング中、雨に濡れ風邪をひきそうになっても、果物やグレープフルーツジュースを飲むと、回復しますね。
ワレワレの先祖の一部は、カラマツの葉を食べていたのかも?
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