クングスレーデン3日目: Alesjaure~Tjaktja峠

クングスレーデン3日目。
今日はTjaktjaまで歩く。
1日U字谷を歩き続ける。
 

Tjaktja小屋の看板犬

途中で、犬を連れたハイカーに出会う。

道中に現れる吊り橋は、床面が金網になっている。

吊り橋も歩けるのかと聞くと、ビクビクしながらなんとか渡っているとのこと。

川を渡渉した後はタオルで拭いてやったり、結構マメに世話をしている。

人間一人で歩くだけでも大変なところ、よくやるな。

よく見ると、犬も楽しそうに歩いている。

人間の方も、道連れが居ると、はげみになるのだろう。
 

最後に登り始める。雪が現れ、植生が薄くなり、岩が多くなってくる。

山小屋の50m手前までトレイルを歩むと、滝が轟音を立てて流れ落ち、谷川となって小屋との間を隔てている。こんなところを渡るのかと思いながら、浅瀬を伝って渡り、小屋へ急斜面を登り返す。

やっとの思いで小屋の前に立つと、川の奥に橋が見える。奥に回れば橋で渡って来れたようだ。小屋の前にいるハイカー達と、顔を見合わせて笑う。

夫婦と、小学校高学年くらいの息子さん。スウェーデンの南部に住み、クングスレーデンは初めてだそうだ。子供を連れてこんなところまで来るのがすごい。
 

この日は、Tjaktja小屋から4km先のTjaktja峠まで歩きたい。クングスレーデンの最高地点、1150m。ガイドブックによると、クングスレーデン最高のテント場だそうだ。

ただし、峠に水は無いようなので、どこかで水を汲む必要がある。山小屋で、Tjaktja峠付近に水場があるか聞くと、”Down, Down”と答えてくれる。どうやら峠を下ったところに水があるようだ。

水は、晩から翌日にかけて、3~4L使用する。4kgの水をかついで登るよりは、峠にテントを張ってから水を汲みに下る方が良いだろう。荷を少し軽くして登る。
 

Tjaktjaの峠に着くと、眼前にU字谷が広がっている。峠には避難小屋があり、ハイカーが昼食をとっている。彼は、Singiからそのままクングスレーデンを南下するそうだ。どこまで歩くかは決めていないとこのこと。こういう自由な旅もよい。

峠からテントスポットを探す。数分ほど下ったところで、テーブルの縁のように空間がさらに広がっている。まだ誰もテントを張っていないが、ここがクングスレーデン最高のテントスポットだろう。

テントを張り、水を探す。近くに細い雪解け水が流れているが、地表には野生動物のフンも落ちている。下方を向くと、はるか右手から轟音が響いている。川が流れているようだ。”Down, Down”と言っていたのは、あそこまで汲みに行けということか。かなり距離がありそうだが、安心代と思って、トレイルの無い地を歩む。歩いてみると、片道15分あまり。意外と時間はかからなかった。未知の土地を歩くと、心理的に時間を長く感じるようだ。

夕方まで、コーヒーを淹れながら、氷河の彫り上げた谷を眺めて過ごす。にぎやかなハイカー4人組も、ここがよほど素晴らしいのか、1時間以上黙って座って眺めている。気がつけば周囲にテントが8張り。皆ここが気に入ったようだ。

○距離: 13km + α
○コースタイム: 4~5時間 + α
○売店: 無し

 

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